IC RECORDER

SONY ICD-50

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最近のお気に入りである。これは俗にボイスレコーダーなどと呼ばれている小型の音声録音機なのだが(写真1)、テープレコーダーとは違いソリッド(IC)に記録するため、ランダムアクセスが可能な上トラブルが少ない、低消費電力という特徴がある。

数年前から、これを山行記録に使っているがすこぶる調子が良い。
メモ帳を防水袋からだして、筆記用具も出して、、、などの手間がいらない。ポケットからさっとレコーダーを取り出して口に当てながら、
「ハァ、ハァ(息づかい)、現在、標高6500メートル。テントの外は風速30メートルの風が吹き荒れている。チャーリー(誰?)はもうダメだ。我々は無事に帰還できるだろうか?・・」とかなんとか、こいつに吹き込むだけで良いのである。後から聞き返すとかなり恥ずかしいが、強風の音や荒い息づかいなども伝わって臨場感たっぷり。おまけに録音された時刻も記録される。
まさしく理想的な山の記録道具だ!が、欠点としては、

1.グローブ越しに操作しづらい
エグゼクティブサラリーマンが、コジャレた使い方をすることを想定しているためか、スイッチ類が理不尽に小さい。したがってグローブごしに操作するのは大変困難(写真2)。特に、こいつの録音停止スイッチの小ささときたらギネスものである。まあ、グローブ越しの筆記も大変だが。

2.周囲の目が冷たいこと
私が声を吹き込んでいると周囲に居る人間が、かならず「こいつ宇宙人か?」というような顔をして振り向くこと。さすがにこれはきつい。
でも、たしかに一人でこれをやっていると馬鹿みたいだ。山でこんなことやっている奴見たこと無いし。いつの世もパイオニアはつらいのである。

これを買ったのは2〜3年前なので価格は忘れた。現行品の価格は2万円前後。残念ながらアウトドア向けの製品は聞いたことがないが、かなりひどい使い方をしても壊れなかったので、やはり製品原理的に耐久性は高そうだ。

最後に:ホントに、これが墜落した旅客機のボイスレコーダのようになってしまわないように気を付けようね(悲鳴で終わってるとか)。

ちなみに、ソニーの現行製品はこんな感じだ。
・ 値段は?
¥ 19,800 - (税抜き)です。
(定価: ¥ 24,800 値引率:20%引)
・ 商品名は?
ICD−R100   です。
メーカーは ソニ− です。
・ どんな商品?
音質特性に優れた音声圧縮技術「ADPCM」により、長時間化を実現しながらもノイズの少ないクリアな音質で録音することが可能です。録音用件のメモ起こしにも聞きやすく便利です。また、長時間の用件の録音中または再生中に、重要な箇所にインデックスを付け、聞きたい箇所をすばやく探し出すことができる他、録音した用件を2つのファイルに分類することができ、検索も手軽に行えます。
・ 詳しい情報は?
質量:68g(電池含む)/外形寸法(cm):高10.05×幅4.44×奥行1.25/録音方式:内蔵16MBフラッシュメモリー使用 モノラル録音/録音時間:SP(64分)、LP(150分)/ファイル数:2/最大録音件数:198件/液晶表示:大型バックライト付/録音日付記録/録音時刻記録/アラーム設定:198件/デジタルV.O.R/再生スピード調整(LPモード時):+30%/−15%/インデックス機能/出力端子:イヤホン(ミニジャック/モノラル)/入力端子:マイク(ミニジャック/モノラル)/電源:乾電池単四×2本/録音持続時間(アルカリ使用時):連続録音時(19時間)、連続再生時(10時間)/付属品:ソニー乾電池LR03 2本、キャリングケース

おわり。

写真 1
写真 2