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2009年1月17日(土)〜18日(日)
第2回カミフ雪崩事故防止セミナー


カミフ山岳エリア(富良野岳〜三段山周辺)は、北海道内でも有数のバックカントリーフィールドとして知られ、毎シーズン多くの登山者、BCスキーヤー(ボーダー)達でにぎわいを見せています。しかし、このエリアは過酷な気象条件を持つ標高1,000mを超えた山岳地帯という一面も持っています。また近年雪崩リスクが著しく増大している傾向があり、カミフ会では積極的な雪崩事故防止活動に取り組んでいるところです。
こちらのセミナーは雪崩事故防止活動の一つとして、雪崩事故防止研究会の協力を得てカミフ会有志が行ったものです。

会場:吹上温泉保養センター白銀荘周辺
講師:雪崩事故防止研究会の会員とカミフ会会員 スタッフ:カミフ会会員と有志の方々 18名
受講生:31名



16日、高所SRT(セルフレスキュートレーニング)
の準備に集合したスタッフ

トレーニングエリアの設定とマーキング

ダミー埋設用トレンチ堀り

最後の全体ミーティング
半年かけて準備してきたセミナーも、いよいよ本番です。


セミナー開始
全体進行は山本講師

初日前半の座学
大西講師:雪崩対策
阿部講師:低体温症・ビーコン使用法




雪崩事故防止研究会が収集したものや、旭川秀岳荘が貸し出してくれた各種雪崩装備が説明に使用されました

実技 ゾンデーレンの様子
組織的レスキューの手法を学びます

実技 ビーコン訓練
各班に分かれて、ビーコンの特性を理解するためのトレーニングが何度も行われました


夕方から再び座学
大西講師:カミフ山岳エリアの雪崩状況
山田講師:雪崩の発生メカニズム
佐藤講師:SRT
NHKの取材が入っています


翌17日、
山田講師による積雪断面観察
雪を科学的に見る目を養います。
このあと、シャベリング・埋没体験を行いました


午後から、いよいよ総仕上げのSRTが高所班と低所班に分かれて開始されます。
ちょうど天候にも恵まれ、前十勝がきれいに見えました


高所班は、実際に山に入る装備でトレーニングエリアへ移動します。

「雪崩発生!」の声とともにSRT開始!

二日間に学んだ全てのことが試されます。
2体の埋没者を15分以内に救出するのが目標です

恒例の参加者・スタッフ・講師全員による記念撮影

今回のセミナーの様子は、NHKの全道放送で紹介されました。
写真撮影:
タカヤ・エトリ・大西・takahasi


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