2001.10.6(土)
旭 岳
今シーズン初スキー
メンバー:旦那、ゆきこ
合計2名
皆さん、ご無沙汰していました。
前回の赤岳雪渓スキーが7月7日。丁度三ヶ月でまたまたスキーシーズンの幕開けです。かなり無理がありますが・・・
でも
これって、天然雪では日本初?(^_^;)
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GPSトラック付きマップデータ


写真1
結果:滑降成功
天候:くもり〜快晴
風速:3〜10メートル
気温:4〜5度
雪量:30センチ程度
雪質:ザラメ
コース:旭岳温泉〜旭岳

けだるい土曜日だった、仕事で疲れていた旦那は、ダメダメちゃん状態。出発も遅れに遅れなんと9時30分。これでいいのか!?
目的は、旭岳への積雪状態偵察。でも、それだけじゃ芸がないので冗談でショートスキーを持っていった。

11:00 出発
天候:くもり 無風 5度
かなりふざけた時間に、旭岳温泉に到着。
ヤッケの上下を着込んで、冬山装備で出発(写真1)。だが、雪はどこだ?
どうやら夕べの雨で溶けてしまったらしい。
偵察という大義名分があるために、一応ロープウエイを使わずに上がってみた(うそ。本当はロープウエイ代がもったいなかったからだョ)。
親子熊が出没中ということで、途中に何枚か
看板が立てられていた(写真2)。熊避けスプレー、熊避け鈴、ホイッスルでそれなりの対処はしていったが、なんとも恐ろしげな看板である(この熊のつら・・)。

11
:45 盤の沢
天候:くもり 無風 5度
おなじみ、パウダースポット盤の沢(写真3)。今は単に紅葉の綺麗な谷である。
木道が整備されていて、快適な登山道であった。

12
:40-13:10 ロープウエイ姿見駅
天候:晴 風速:3メートル
観光客でごったがえす姿見駅に到着。ゆきこさんはトイレへ、旦那はビールを買うために姿見駅へ飛び込んだ。
売店で旭岳ビールというオリジナルビールを売っていて、これが美味い。自販機で冷凍おにぎりやシュウマイなども仕入れてプチ宴会を楽しむ。
ちょうど雲が晴れて旭岳が顔を出してくれた(写真4)が、雪がない・・・旭岳のかなり上部まで行かないと雪を踏みしめることができないだろう。

13:30 姿見の池
天候:快晴 風速3メートル
どっかの親父:「お!あんたらあの山へのぼるんかい?」
旦那:「いえ、スキーで滑るんです」(やけ)
どっかの親父:「ええぇ!」(かなり驚いている)
こんなやりとりを何度かしながらとりあえず、姿見の池展望台へ(写真5)、ここはハイヒールなどを履いたおねえさんがうろうろしているところだ。ここでは私たちの本格的な山登りの格好が、かえって浮きまくり。
旭岳避難小屋は今年リニューアルされて、こんなに立派になっていた(写真6)。でも原則宿泊禁止。こんなに立派なのに?
裏側には、携帯トイレ用の立派なブースがあった。

14:30 9合目手前(2140m)
天候:快晴 風速10メートル 4度
姿見の池から上は、登山者の世界だ。
急に人が居なくなり、旦那とゆきこさんの二人でひたすら登る(写真7-8)。
山頂にはこだわらずに、よいスロープがあったらそこを滑降してくる予定だ。
山頂から降りてきた人に聞くと、山頂付近で積雪30センチとの事。
8合目あたりから時々雪を踏みしめるようになり、ついに9合目の手前で、南側に伸びる素晴らしいスロープを見つけた(写真9)。傾斜は25度。長さは軽く800〜1000mはある。
山頂はすぐだが、躊躇無く滑降準備に入る旦那(写真10-11)。
スキーが久しぶりだ・・・というより、このショートスキー(今年4月に上ホロで遭難して亡くなられた米川さんの遺品)を履くのは初めてなので多少緊張する。滑落に備えてヘルメットを持ってくりゃ良かった。

覚悟を決めて滑降開始(写真12〜15)
雪はとても柔らかいザラメで、滑っていると上から大きな雪の塊がいくつも転がりながら追いかけてきた。
例によってテレマークの癖が抜けず、最初の数ターンは足を逆に出してしまい難儀したが、後半は快適そのものの滑りを楽しむことができた。凄く面白い!
しかし、ここで理性のブレーキをマックスに踏み込んで滑降終了。これより下に滑ると登山道に合流する際に高山植物を踏んづける可能性がでてしまう。
結局、滑走距離は75メートル。短いが私にとっては大満足の75メートルだった。
ゆきこさんと合流し(写真16)、しばらく昼寝してから下山(写真18)。

15:50 姿見の駅到着
天候:快晴 風速3メートル 4度
なんとなく面倒になって、帰りはロープウエイで日和見下山。
大人片道1500円だって!

感想:
やんややんや。あまりというか、全然期待していなかったけど、今シーズン初滑り成功です。
翌日に旭岳を登った人に聞いたら、朝ロープウエイが動く前にアルペンスキーを担いで山頂へ上がった強者の三人組がいて、山頂から北西斜面の大スロープを二回も滑っていたって。凄いね!
旦那は、禁止されているのは雪渓スキーなので、新雪スキーは問題ないという屁理屈を考えていたけど、状況によってはパトロールに怒られるかもしれないので、この時期のスキーには注意してね。特に、高山植物を踏んづけたりしないように・・
たぶん、ロープウエイはまだスキー板の持ち込み禁止だと思います(旦那はショートスキーをザックに収納していった)。

写真2 

写真3 

写真4  

写真5 

写真6 

写真7 

写真8

写真9 

写真10 

写真11 

写真12 

写真13


写真14

写真15 


写真16 

写真17 
写真18 

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