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2003年4月12日(土)
三段山スキーツアー(雨スキー)

上富良野の局地天気予報は終日曇り。それを信じて雨の旭川を出発したが、登山口に着いてみたらやっぱり雨。白銀荘の管理人さんの話によると今シーズン初雨とのこと。この時点で激しく萎える。
しかし、視界は良さそうなので小雨の中を出発。さすがに他のツアー客は、ほとんど居ない・・静かな三段山だ。
標高を上げていくと雨は雪に変わり、時折吹雪模様の状態になってきた。視界も低下。
気温が高いので、体に着いた雪はすぐに水に変わる。これじゃ雨と同じだ。
5m程の風の中、視界不良の山頂に到着。長居は無用とすぐに滑降する。
雪質は湿雪〜ざらめで意外と素直な雪だったが、視界が悪いので積極的に滑りを楽しむことができない。カメラのレンズも水滴だらけで撮影不可だ。
東の谷から下では視界は良くなってきたが、そのかわり雪質が悪くなってきた。ナマコ尾根上では時々板にブレーキがかかって転びそうになる。
這々の体で白銀荘に到着。ウエアはずぶ濡れで、こりゃ雨スキーだね。
天候:雨〜雪〜曇り
気温:-2〜3度
風速:0〜5m
雪質:湿雪〜ザラメ(比較的良好)
雪量:十分
メンバー:旦那、ゆきこ、toshi、かっちゃん 合計4名
コースタイム:白銀荘(1017m)8:40-二段目(1277m)9:27-10:54三段山山頂(1748m)11:16-東の谷ボトム(1332m)11:36-白銀荘(1017m)12:06

トラックログ付き地図(赤のラインが上り、青が下り)


白銀荘駐車場
双眼鏡でコースの下見をするかっちゃん

シールワックス
この条件だと、シールワックスを塗らないと間違いなく高下駄状態となる

二段目
まだ視界が良い

二段目上
まだ山頂が見えていた

突如吹雪き模様に
この後、どんどん天候は悪化する

山頂
山頂への最短ルートで到着
視界は真っ白

濡れる雪の中、とっとと滑降準備。板に液状ワックスを塗るが、効果の程は・・

用意万端

かっちゃん
重たい雪を果敢に攻める

ゆきこ
深い姿勢を強いられる

toshi
東の谷へ・・
東の谷では、新雪部分が雪崩れやすくなっていた。

東壁の雪庇はだいたい落ちていたが、まだ雪庇崩壊の危険性のある箇所がある。

かっちゃん
東の谷の核心部をもの凄く上手く滑っているのだが、レンズに雨がついて良く見えない・・残念

toshi
ナマコ尾根を降りきったところ。急にブレーキがかかる雪質に手こずった

かっちゃん
鬱憤晴らしのジャンプ

もーべちゃべちゃ・・
雨スキーは辛いのう

富良野岳
天候はめまぐるしく変化していて、帰路では雲間から富良野岳が綺麗に見えた
とても人の少ない三段山だったが、前十勝にはたくさんのテレマーカーが入っていた。

雪質は意外と良かったけど、雨には参った。雪よりも雨の方が数段タチが悪い。濡れると体温が奪われるし精神的にもやられがち。

これからの季節は、くせ者の雪質に対応して板とシールのワキシングをきちんとやっておきましょう。


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