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2003年6月22日(日)
赤岳スキーツアー(ラスト・ラン)

恒例の赤岳ラスト・ラン。「しつこくスキー派」ではお馴染みのエリアだ。
ここは銀泉台までの林道が開通(今年は6月20日午前11時)してから山開き(今年は6月28日)までの間に滑るのがコツだ。一般登山者が少なく、スキー規制もかからない。

通常は銀泉台が登山口だが、まだ十分な雪が残っていたので、銀泉台の約一キロ手前の第一花園雪渓入り口からスキーを担いでアプローチした。入り口付近には15台くらいは駐車できるスペースがある。
第一花園雪渓の入り口には、「入山届けを銀泉台で記入すること」との看板が立っていた。
スキーをザックに括り付けて登ってみると、雪は意外と柔らかく、アイゼンを使用せずに済んだ。前回の経験から登山靴は用意せずにテレマークブーツだけで行動した。
山開きは来週なのだが、結構沢山の登山者が居た。そしてそれ以上のたくさんのスキーヤーが居て賑やかだった。さすがに皆さん上手い。
スキーヤーはほとんどが第一花園雪渓を登り返して滑っていた。
雪のコンディションや斜度は、第一花園雪渓が一番良いだろう。旦那達はもの好きに第三雪渓まで上がってみたが、上に行くほどスプーンカットが酷く、コンディションは悪くなった。
しかし、第一花園雪渓は上部の傾斜がきつく、転ぶと結構滑落するので注意。ちなみに雪面には砂が浮いているので、肌を露出していると擦り傷だらけになるかも。

それとは別に、駒草平のコマクサやキバナシャクナゲは見事だったので、一見の価値あり。
ここで偶然会った7名のテレマーカーは全員知り合い(^_^)。
Y田さん夫婦、toshiさん、K井さん、K宮さん、DJさん達・・皆さん好きだねえ。ビバ!しつこくスキー派!
これで一応旦那はスキー納め。帰ってからすぐにウエアをクリーニングに出しちゃった。

結果:第一から第三まで三つの雪渓を滑降
天候:快晴
風速:0〜2メートル
気温:18〜22度
雪量:雪渓スキーとしては十分
雪質:ザラメ、(スプーンカット、ウォッシュボード、浮き砂あり)一番条件の良かったのは第一雪渓
コース:銀泉台手前、第一花園雪渓入り口〜赤岳第三雪渓
10:15第一花園雪渓入り口-11:30第一花園雪渓トップ-11:50-12:00第二雪渓-12:20駒草平-12:40第三雪渓13:16-13:30第三雪渓トップ13:40-15:57第一花園雪渓入り口
(第一花園雪渓の登り時間は、かなり途中で撮影をしていたので長くなっている)

トラックログ図(赤が登り、青が下り)
薄く白く示した部分が、雪渓


第一花園雪渓入り口

入り口付近には、15台程度の駐車スペースがある

登り始め
雪が柔らかくて、アイゼンは不要だった

途中、一カ所雪が切れている所があった。下は川なので踏み抜き注意

第一花園雪渓の頂上が見えてきた。沢山のスキーヤーが滑って楽しんでいた

お!上からテレマーカーが!
Y田さんの奥様、みっちゃんでした

細かいスプーンカットはあるが、雪が柔らかくて滑りやすそうだった

Y田さん登場
えらい勢いで登り返していた。すでに朝から6回登り返しているとか

雪からの照り返しもあって、暑い・・登りはそれなりに辛い

周りでは、山スキーヤーが過激に攻めている

Y田さん滑降準備
ニーパッド装着

Y田さん、滑降開始
第一花園雪渓は、滑り出しが急傾斜

Y田
綺麗にテレマークターンを決める

Y田
たまに石を踏んでブレーキがかかる。ソールの状態は覚悟しよう

第一花園雪渓を上から見下ろしたところ。結構岩が多い

我々はさらに上の雪渓を目指す。樹木が濃くて板が枝に引っかかる

足下はドロドロ・・ソフトブーツの人は何らかの対策が必要だろう

第二花園雪渓
スキーヤーは居なかった。帰りに滑ってやる・・

コマクサ平に到着
ここから先には板が引っかかるような樹木は無い

コマクサ
他にはキバナシャクナゲなど

平坦なコマクサ平を歩く。ここは散歩気分だ

登山者とすれ違う
皆さんスキー板を見ると目を丸くして「よくやるねー」とか言ってくれる

前方に第三雪渓が見えてくる。左上は第四雪渓

近づくと、シュプールが見えてくる。登山道は雪渓の中を通っているので、植生への影響は無いだろう。

あ、テレマーカーが滑っている!K宮さんでした

偶然、K宮、K井、toshiさんらと出会う

ゆきこ
第三雪渓は・・雪のコンディションが悪くてあまり楽しめなかった

第二花園雪渓
滑降準備中のゆきこ。スプーンカットと浮き砂の様子が分かる。これを滑るのだ・・(^_^;)

toshi
一足お先にtoshiさんが滑降。上手かった

滑降中の足下のアップ
スプーンカットが酷い。油断すると板が引っかかって吹っ飛ぶ

第一花園雪渓
すでに日が傾き、誰も居なかった

ゆきこ
誰も居ない雪渓をのびのびと滑る

ここが一番雪の状態が良かった。思い切って飛ばせる

逆光の中を滑るゆきこ
舞い上がるザラメが光って綺麗だった
注意:
第一花園雪渓は、岩が出ている箇所もあり、接触に注意。雪渓には全体的に砂が浮いていて、肌を露出していると、転んだときに擦り傷を負います。
早朝や気温が低いときには、アイゼンが必要になるかもしれません。滑落注意!
雪渓を渡り歩くと、スキー板の着脱で、時間のロスが多く、疲れるね。
板のソールは当然ボロボロ。
帰り道の温泉は、「高原温泉」か「層雲峡黒岳の湯」がお勧め。
これで、僕らは滑り納めです。また来シーズンお会いしましょう!

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