| 2004年4月25日(日) 三段山スキーツアー（ホワイトアウトから奇跡のパウダーへ） 今回の三段山クラブツアーは、人数が多いため二隊に分かれて富良野岳と三段山に入る事になった。 三段山隊は「楽しく、ゆっくり、まったりツアー」がポリシー。ペースが速いと怒られるルール。 登り始めは天気が良かったのだが、すぐにガス〜ブリザード〜ホワイトアウトへ。 最初は上着だけで歩いていたのだが、すぐにジャケットを着て、フードを被り、目出帽のお世話になることになった。ここはまだ厳冬期だ。 GPSがあるから道迷いの心配はないのだが、なにしろ目の前が真っ白で何がなにやら・・こういう時には、滑る目標としてのデポ旗が欲しい。 これでは山頂まで行ったところで下りで苦労するだけだと判断し、山頂手前300mで下山開始。手探り状態での滑降。雪質だけががなまら良い。 途中から西へトラバースして斜度、雪質共に最高の斜面に立つが・・・やっぱり「なんも見えん」。 自分が今滑っているのか止まっているのかすら分からなくなり、錯覚して混乱する。しばらく天気待ちをするが、いっこうに視界は晴れてくれない。富良野岳隊へ「視界不良のため下山」と連絡して覚悟を決めて滑降する。 ここで人間ポール作戦始動。スキーヤーを前方へ尺取り虫のように繰り出して、それを目標に滑る。５名も並べば、相当な距離の斜面の様子が分かる。これは上手く行った。 なんとか樹林帯へたどり着き、ツリーテントの中で豪華なランチ。暖かいカップラーメンを頂く。 視界は悪いが、気温は低くないので、久しぶりにまったりした時間を過ごすことができた。 旦那としては非常に楽しい。視界不良？なにを贅沢な・・今、自分が山中に居ることが出来るだけでも幸運なのに、さらに雪質が良いと来れば大ラッキー。楽しくなくてはバチが当たる。さあ、盛り上がってきたぞ。そういえば視界も良くなってきた！ ここからシールを付けて登り返し、西斜面の上部に着いた頃には視界が晴れて日も差してきた。 準備の出来た者から、ノートラックの大斜面へドロップ！パウダーが吹き上がる。楽しすぎて笑いが止まらない。さあ、もう一回登り返し・・ 富良野岳隊から「良すぎてヤバイ！」との無線が入る。こちらも「いや、こっちの方が良すぎるぜ！」と言い返す。 4月下旬にしてこのコンディション。やっぱり十勝山系は最高だ。 まったりツアーを盛り上げてくれたスー家、N崎家に感謝いたします。旦那の状況判断としては、ランチ場所の高度を下げすぎたのが反省点です。すみません。 天候：晴れ〜曇り〜雪〜晴れ 風速：0〜5メートル 気温：-3度 雪量：十分 雪質：パウダー！（20〜30センチ） コース：白銀荘〜三段山山頂直下ピストン メンバー：旦那、スー、キャプテン、N崎、しずちゃん 計5名 |
 登り始めは晴れていた |
 ん！？このシールは・・ G3のテールフックを改良してありました。使いやすそうです。 |
 二段目 まだたっぷり雪がある |
 三本白樺付近 |
 吹雪いてきた |
 ホワイトアウトへ |
 N崎さん |
 キャプテン＆しずちゃん |
 スー家 この後、山頂直下で撤退 |
 樹林帯でゆっくりラーメンを食べた後、登り返し。すると、ガスが晴れてきて・・ |
 西の尾根を滑降！ スー |
 スー この時期だと奇跡のパウダー！ |
 キャプテン |
 キャプテン |
 しずちゃん |
 しずちゃん |
 N崎 |
 崖尾根方面の様子 |
 雪があまりにも良いので、すぐに登り返し |
 キャプテン |
 スー |
 スー |
 スー 最後に、大スプレーを決めてくれました |
 満足したので、帰ります |