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2007年6月23日(土)
平山スキーツアー(ズタボロ雨スキー)

スキー仕舞いをしたはずなのに、何故か懲りずに残雪スキー。最後を飾るにふさわしい玉砕気味のツアーとなりました。


天候:曇り時々雨
気温:10〜15度
風速:無風〜1m/s
雪量:例年より少なめ。標高1400m付近までスキー滑降が可能
雪質:スプーンカットと凶暴な堅い縦溝。全体的に汚れている
コース:平山登山口〜平山ピーク
コースタイム:登山口10:05〜第一雪渓末端(1420m)11:53〜第二雪渓末端(1645m)12:29〜平山分岐(1740m)12:52〜13:05平山山頂(1771m)13:44〜平山分岐13:59〜第一雪渓末端14:50〜登山口16:08
メンバー:旦那、naokiss、kinpei、SHIBA 合計4名
GPSトラックログ図

曇天の旭川を出発、途中で土砂降り、登山口でも雨だった。
驚いたことに、こんな天候でも何パーティかの登山者が先発していた。「あいつら何考えてんねん」「ふつーこの天気で登るか?」(失礼)などとぼやきながら車内で時間を潰していたが、他に何かすることがあるわけでもなし「じゃあ、行きますか・・」と観念して出発準備。
カッパを着ながら、スキーを持っていくべきか本気で悩んだ。かなり気の重い出発。景気づけにビールが出る。
幸いなことに、登り始めてから30分ほどで雨は止んでくれた。雲間から日が差すこともあって、一時的にかなり盛り上がる。
2005年6月25日の平山スキーツアーの時よりはかなり雪は少ないが、第一雪渓にはまだ豊富に雪が残っていた。雪質は・・今は考えないようにしよう。
ガスの中第二雪渓に到達。まぁ、せっかくだからと平山山頂を目指すことにした。
平山分岐付近からは雪が無くなり、ハイ松に覆われた岩場となった。普通はここいらにスキーをデポして山頂へ向かうのだろうが、誰もそうしようとは言わない。それよりもビールを冷やすことに夢中な僕ら(気温が10度くらいだから冷やす必要もなかったかも)。なんとなくここから800m先の平山山頂までスキーを担いでいく。
すれ違った登山者からは「滑る雪なんてあるのかい?」などと嫌みを言われたりしたが、明確に反論できないのが痛いところだ。まぁ気にしない。
どろどろとした暗雲に囲まれた荒涼とした雰囲気の山頂に到着。とにかくビールで乾杯!うまい。
昼食を取りながらエンドレス馬鹿話に花を咲かすが、すっかり体が冷え切り我慢できなくなったので下山開始。すでに他には登山者の姿は無い。
どんどんガスが濃くなり、再び雨が降ってきたところで第二雪渓に到着。いよいよ滑降開始だ。
第二雪渓は、適度なスプーンカットでまぁまぁの雪質。第一雪渓は滑降距離を長く取るために、大きく北へトラバースした。
ここからが本番なのだが、この雪の状況はなんと言えばいいのか・・縦溝というか、おろし金というか・・堅いおっぱいという表現もあったが、旦那はミニチュア・カッパドキア状態と名付けようと思う。
とにかくそんな所を滑るものだから、スキーヤーもタダで済むはずがなく、大転倒〜滑落者が相次いだ。それでも雪の上を滑るのは楽しい。雨のせいか板はよく走り、めちゃくちゃに滑りながらもテンションが上がる。
「堅いおっぱいがおっぱいを直撃した・・」と胸を押さえて呻くSHIBAさん(肋骨が折れたらしい?)。
それを馬鹿笑いしながら見ている自分が居たりして、本当に雪は人の心を狂わせるものだと思った。
そんな楽しい?滑降も終わり、ぐちゃぐちゃドロドロになりながら再びスキーを担いでの下山。あぁ、歩いての下山とはこれほどつまらないものだったか?
ビールを冷やす必要も無く、雨も降らず、下りで歩くこともない雪山の良さを再確認しながら登山口へ到着。お疲れ様。

SHIBAさんの「平山なんて二度と来いへん。最後に(滑りの)悪いイメージが残ったわ」という感想が、皆の気持ちを代弁していたとまでは言わないが、とても印象的だった。

登山口手間に駐車
意外とたくさんの車が・・

観念して出発

景気づけ?のビール

スキーで雨の中の出発は久しぶりだ

登山口

沢の渡渉

雨があがる

小崩落を通過

二回目の渡渉
この程度なら変化があって面白い

やっと残雪に出会う
突っついてみる

冷涼の滝
絶好の一休みポイント

残雪が増えてくる
もうすぐ雪渓だ

第一雪渓の下端に到達
ここらから登山道を外れて雪渓を歩く
踏み抜きに注意!

下端を振り返る

第一雪渓は大きく扇型に広がっていた

上部はブッシュが多い

程なく第二雪渓へ

第二雪渓は短いが雪質は良い

第二雪渓より上に雪は無い

もうすぐ稜線!

分岐手前から比麻奈山方面を見る

分岐到着

平山ピークへ平坦な稜線を歩く

ピーク!

冷やしたビールで乾杯!

ニセイカウシュッペ

遠く大雪を望む

下山開始

高山植物が多い

もうすぐ滑降だが・・
再び雨が降ってくる


第二雪渓に到着
滑降準備

スキーを履く感触を味わう

滑降開始

ミニチュア・カッパドキアの列が見えるだろうか?

kinpeiさん

SHIBAさん

naokissさん

SHIBAさん

縦溝の中を滑る

転倒するとダメージ大

あっと言う間に雪渓下端へ

再び板を担いでの下山

ドロドロになりました・・

ツアービデオ
070623hirayama(6.5MB)
写真の大部分とビデオの一部は旦那のデジカメCASIO EXILM Z30+防水ケース。ビデオの大部分と写真の一部はnaokissさんのザクティC6で撮影したものを使用させていただきました。ありがとうございます。


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