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2010年12月26日(日)
富良野岳スキーツアー
(富良野岳もシーズンイン)

天候:曇り
気温:-12度
風速:0〜10m/s
雪量:まだ少ないけど、滑降可能
雪質:上部はウィンドクラスト、下部はパック気味
コース:バーデンかみふらの前(9:25)〜1400m(11:35)〜二十二林班沢1150m(12:05)〜1500m(13:27)〜ベベルイ沢〜バーデンかみふらの前(14:33)
メンバー:大西、田中パパ、ぱっちまん、タカヤ、Mix 計4名+1犬

前日にバタバタとメンバーが決まったツアー。行き先は富良野岳と三段山で迷ったが、下界から雪が風で飛ばされて真っ黒になった十勝岳連峰を見て富良野岳に決定。
バーデン前では、すでにTAC一行が出発準備をしていた。他にも入山者がいて心強い。
ジャケットを忘れ、三段山最前線忘れ物サポート基地「スー」に寄っている田中パパを待ちながら富良野岳を観察。ここから見る富良野岳には結構雪が付いているように見えた。先週にも入山しているスキーヤーがいるので、なんとかなるだろう。
最初はうっすら残る前日の入山者のトレースを辿ることができたが、ベベルイ沢を越えるあたりからはラッセルとなる。
ブッシュは想像したほど酷くはなかった。これなら滑降して下山が可能だ。
上空は風が強そうだが、富良野岳の樹林帯は穏やかだった。富良野岳の沢は怖いが樹林帯には癒される。
二十二林班沢への滑降に備えて、かなり西寄りにルートを取った。森林限界付近から二十二林班沢を覗いてみると・・・「ダメだこりゃ」状態。雪も悪いがブッシュも酷い。でも、もしかしたら・・と沢の中央に向かってトラバースしてみたら、なんとか滑れそうなラインを見つけた。
ピットチェックをすると、-40cmで鋸を入れただけでの破断。レッドコンディションの弱層だ。ルーペで見ると新雪結晶っぽい。ブッシュが濃いので比較的安全と判断し、雪崩を警戒しながら慎重に1人ずつ滑降。
上部ではねっとりと重い雪でやられたが、途中から快適なパウダーにありつくことができた。
満足して登り返し、今度はジャイアント尾根1500m付近からベベルイ沢へエントリーした。こちらにはオープンバーンはあるが、雪質がやばい。ピットチェックをすると-40cmに手首5回で破断する弱層があった。こちらはこしもざらめ。憂鬱になる。
ここでも雪崩を警戒しながら一人づつ慎重に滑降。やっぱりパックされた重たい雪にやられる。斜面後半から徐々に雪質が良くなり、ボトム付近ではかなり滑りを楽しむことができた。
あとはブッシュをかき分けるようにして下山。久しぶりの登り返しは疲労した。思ったよりも滑りを楽しめて嬉しかったが、それよりなにより全員無事でよかった。富良野岳もシーズンインだ。


バーデン前から見た富良野岳
手前はTACの一行


ベベルイ沢
だいぶ雪が付いているように見える



今日のメンバー
田中パパのジャケットに注目


おっと、忘れちゃいけない
VIPメンバー、Mix
撮影:タカヤ

出発〜
撮影:タカヤ

三峰山沢渡渉
まず板を投げて


渡る・・
かなり水深あり、水没注意


樹林帯へ

うーん、ブッシュが濃いが、まぁこんなものだろう


ベベルイ沢通過地点
かなり深い


時々晴れる


ブッシュが薄くなる


森林限界へ
下界がよく見える


逆光を行くMix&田中パパ


西尾根を見る



二十二林班沢の惨状
ブッシュが濃い〜雪が悪い〜

なんとか行けそうと判断し、滑降準備


ピットチェック
弱層観察



ぱっちまん



タカヤ


二十二林班沢下部
やっとまともなオープンバーンと雪にありつけた



田中パパ


ぱっちまん

大西
撮影:タカヤ(動画からの切り出し)


大西
撮影:ぱっちまん


タカヤ


タカヤ


Mixのパウダーラン?


登り返そう



二十二林班沢の源頭が見えた


重雪ラッセルがこたえる


ジャイアント尾根へ


ベベルイ沢
オープンバーンはあるが・・


ファーストを行く田中パパ


続いてぱっちまん


大西
撮影:タカヤ


大西
撮影:ぱっちまん


細いラインを見つけながら滑る



最後に楽しめたオープンバーン
ここは最高だった


ブッシュをくぐり抜けて帰還
撮影:タカヤ


無事に楽しめて良かった

まだ雪は少ないが、富良野岳もシーズンインしたと言って良いでしょう。





写真は、大西とタカヤのパナソニック LUMIX DMC-FT1とぱっちまんのCANON PowerShot SX10 IS

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