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2012年3月11日(日)
三段山スキーツアー
(晴天の果てに・・皮靴ツアー)

天候:晴れ
気温:-12〜-8度
風速:無風〜8m/s
雪量:十分
雪質:上部はシュカブラに薄く風成雪、下部は軽い新雪&風成雪
コース:白銀荘9:00-11:09三段山山頂11:22-13:04白銀荘
メンバー:大西、山野井さん、北村さん、Tさん 計4名

風邪を引いてしまい、前夜には38.6度の熱。今朝は37度。・・微妙だが、風邪は山で治せの格言にしたがって出発。
山は快晴。登山口は無風。ただし十勝岳の噴煙がかなりなびいていて、よく見ると稜線には雪煙が・・
雪がどれくらい飛ばされてるのか、心配しながら出発。
この三日間は晴天が続いていたということで、どの山もシュプールだらけになっていて、川上さんが、「天気が良すぎるよ。降って欲しかったなー」とぼやいていた。
確かに見渡す限りズタズタだったが、東の谷と西の谷にはあまりシュプールが無いようだった。また、気温が低いので表層の雪質は良い。
山野井さんはステップソールで登っていたが、途中からシールを装着。ちなみに、山野井さんも北村さんも皮靴+ゲイター。

二段目の北西斜面でシャベルコンプレッションテスト。30センチ下にハードクラストがあり、その下15センチに肩で破断する霜系(おそらくコシモザラメ)の弱層。ハードクラスト層は人が乗った程度では壊れない。これなら大丈夫そうだ。
二段目の上から風が強くなってきた。強い日差しはそのままなので、日焼け止めを塗りつつフードを被って風を避けるという状態で登行。
四段目くらいから浅い風成雪の下に堅いギャップを感じ始め、稜線上は完全なクラスト。
でも、その向こう側には上ホロを初めとする見事な山容が見えた。

こんな雲一つ無い快晴は、今シーズンで初めてだ。ただし、風が強くてめっぽう冷える・・
三段山山頂は長居ができるような状態ではなかったので、すぐに雪の吹きだまりが期待できそうな西の谷へ入ったが、フリコ沢のコンディションも良さそうだった。

西の谷のシュプールは、強い風で運ばれる風成雪で覆われていた。
時々、隠れているシュカブラや古いシュプールに突き上げられたが、概ね快適に滑ることができた。
山野井さん、北村さんの華麗な皮靴滑り、Tさんのアグレッシブな山スキーの滑りを拝見しつつ、西の谷〜西の尾根の良い雪を繋いだ。最後は三段山火口の尾根を登り返し、樹林帯を滑って終了。
初めて一緒に滑る方ばかりでしたが、いかがだったでしょうか。お疲れ様でした。

ちなみに、その日の夜は37.5度。悪寒止まらず・・治りきらず、残念。

 


富良野岳


前十勝
噴煙がかなり風に流されている


登山口
前にも後ろにも沢山の入山者


1段目

1段目
シュプールだらけ・・


一段目下で休憩


2段目


2段目上
沢山の登山者とシュプールが見える

西尾根はクラストしていそうだ


廊下


廊下で休憩


山野井さん
まんじゅう?を頬張るの図


上ホロ


稜線の風は強かったが、視界は良かった


山頂
標識が氷に覆われていた


強風でとても休憩できる状態ではなかったので、すぐに下山開始

西の谷へ
山野井さん


山野井さん



山野井さん


北村さん


Tさん



山野井さん


山野井さん


北村さん


北村さん


Tさん


西の尾根へトラバース


山野井さん


Tさん



北村さん


樹林帯で休憩


山野井さんの新兵器
GARMIN eTrex30


北村さんの皮靴とゲイター


山野井さんの


三段山火口へ登り返し


Tさん


北村さん


最後は樹林帯をツリーラン



お疲れ様でした

皮靴でも、プラと全く遜色なく滑れるんですね。もっと修行します。


写真は、大西のSONY HDR-XR500のHDムービーから静止画切り出し(主に滑降シーン)(16:9)とフォト(16:9)。


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