2014年3月9日(日)
富良野岳スキーツアー(懐の深い富良野岳の深い雪)
天候:曇り後晴れ
気温:-10〜-7度
風速:0〜10m/s
雪量:十分、膝までのラッセル
雪質:少し重めだが、十分楽しめる雪
コース:バーデン前-G尾根-二十二林班沢(ヤスゲレ・発射台)〜G尾根〜ベベルイ沢〜お帰りコース〜バーデン前
メンバー:
大西(CL)、田中パパ(SL)、田中ママ、あのっち、コンタツ、H本、まさりん 計7名
当初は、三段山か前十勝へ入山する予定だったが、雲が低く視界が悪そうなのと上空の強風を懸念し、急遽樹林帯の懐が深い富良野岳へ行き先を変更した。
懸念していた風は、標高1,500mくらいから上では10m/s程度の西風が吹いていたが、それ以下では平穏だった。 午前中の視界が悪い時間は二十二林班沢側の樹林帯を2本滑り、午後に晴れてからベベルイ沢を滑降した。入山者が少なめだったので、ベベルイ沢はほぼノートラック。
今回のツアーは雪と天候に恵まれた。特に午後からの快晴は嬉しい誤算だった。
三段山に入山したパーティは、視界の悪さと強風で山頂に行けなかったと言っていた。前十勝を観察したところ、入山された形跡は見られなかった。
ピットチェックの結果:
二十二林班沢側はCTE SC ↓36cm 融解凍結クラストの下に霜系の弱層。かなり積雪が不安定と判断し、スキーカットを行ったうえで、樹林帯の中の比較的緩い斜面を滑降した。
ベベルイ沢側は、CTM SP ↓65,70,75cm スキーカットを行ったうえで、雪面にストレスを掛けないように滑る事と、雪崩発生時のエスケープルートを打合せしてから滑降した。
破壊の特長がSCとSPだったことに留意。ベベルイ沢側では、融解凍結クラストが見られなかった。
反省点:ベベルイ沢滑降時の再集合ポイントがアバランチパス上だった。すぐに移動を指示。
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