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2003年5月17日(土)
十勝岳望岳台スキーツアー(前十勝初ピーク)

やっぱり、スキー納めなんてしていられるか!って事で、またまた快晴の十勝岳へ行ってきた。
今回のツアーでは、今シーズンで初めて前十勝のピークへ立てたのが嬉しい。今まではピークが噴煙に覆われていることが多く、何度も登頂を断念していた。
グラウンドから滑った後、前十勝ピークへ登り返し。ピークからは三段山からフリコ沢へ降りたK岡さんやS田さんの姿がよく見えた。
前十勝ピークからボウル斜面を滑ったあと、大きくトラバースして前十勝の正面スロープを登り返す予定だったが、さすがにここでタイムアウト。ちょっとボウル斜面を登り返して沢を滑ってから帰路についた。
雪質は、少し深いザラメ。表面には全体的に砂が浮いていたが、滑りに支障をきたすほどではなかった。
それよりも問題だったのは、沢や岩の下の空間への落とし穴。なぜかナガさんばかりはまっていたが(^_^;)、一歩間違えると大怪我しかねない。
旦那とゆきこは、飲料水不足でナガさんやなまこちゃんに水をねだったり、雪を食べたりしていた。今の時期は日帰りでも一人500ml〜1lくらいは水が欲しいところだ。


コース:望岳台〜避難小屋〜グラウンド〜前十勝ピーク
気温:15〜17度
風速:0〜1m
雪質:適度なザラメ
雪量:望岳台から避難小屋まで、7割程度シール登高ができる
メンバー:旦那、ゆきこ、なまこ、ナガ 合計4名
コースタイム:望岳台9:20-十勝岳避難小屋(1322m)10:45-12:10グラウンド(1667m)12:18-12:29昼食(1438m)13:02-14:14前十勝山頂(1779m)14:22-16:42望岳台

トラックログ図(赤が登り、青が下り)


まだまだ雪がある十勝岳周辺

望岳台駐車場からは、しばらく板を担ぐ

雪が続いていなくて、なんどか板を着脱させられる

十勝岳避難小屋が見えてきた

うぉっ!落とし穴にはまったナガさん。深さは1.5mくらいか?下には沢水が流れていた

グラウンド火口を目指して登る。雪面からの照り返しが強い・・

荒々しい岩石帯をバックにトラバースしているボーダー

グラウンドを見物するために、少し手前へシーデポして岩を登る

グラウンド火口
全体的に砂が浮いていたが、十勝岳本峰にはまだ雪がある

グラウンドから避難小屋へ続く斜面を滑る。この斜面は砂が少なくて良いコンディションだった

まず、ナガさんが滑降開始
バックに前十勝の噴煙が見える

なまこ
良い突っ込み

なまこ
オープンバーンから岩の間へ滑り込んでいく

ゆきこ
綺麗にシュプールが描かれていく

おっと!ギャップだ!

弾かれて・・

グシャっと転んでしまった・・

さあ、次は登り返して前十勝を目指そう

噴煙をバックに一休み
育児疲れのナガさん

久しぶりの前十勝ピーク
雪の無い部分を、50メートルほどを歩く

せっかくだから記念撮影

三段山を見下ろす、遠くには富良野岳。ここは眺望が素晴らしいのだ

イカン!風向きが変わって噴煙がこちらへ流れてきた。退避!

ナガ
この少し上で、また穴に落ちる

なまこ

ゆきこ
最高の舞台装置だね

なまこ

ナガ

ナガ
雪質はグッド!ただし、大きなうねりがあるので注意

ゆきこ
今の時期は、岩石と雪の対比が美しい

なまこ

ナガ
逆光に舞う雪が美しい

ゆきこ

旦那

ナガ

なまこ
ボウル斜面を滑る

ゆきこ

ボウル斜面を見上げる
雪庇はすっかり落ち着いていた

ナガ

手つかずの良い斜面を発見。三度登り返し

ナガ
沢状の斜面にシュプールを刻む

なまこ
このくらいの斜度だとリラックスして滑れるね

旦那
ポールワークに変な癖がついた。ビデオを見ないと治らないね。

前十勝付近の、このエリアを滑ったのは我々だけだった。見えているシュプールはすべて自分達のものだ。至福の一時

しかーし、帰路は辛かった。望岳台までの雪路は寸断されてしまい、何度板を着脱させられたか・・
意外と人の少ない十勝岳だった。
今の時期は、日は長いし、天候、雪質共に安定していて、スキーを楽しむ分には凄く面白いのにね。

白銀荘〜望岳台間の道路は、やっと終日開通してくれた。早く通年開通してもらいたいものだ。


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