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2003年12月20日(土)
三段山スキーツアー(雪がナイトスキー)

かっちゃんと二人だけでの玉砕覚悟の偵察ツアー。
どうせ雪が無いことは分かっていたので、昼過ぎに出発して、2段目から三段山の全景を偵察することにした。
のんびりしていたら、白銀荘到着が15時と遅くなってしまった。やばい。
捨て板に秀岳荘シールを取り付けて登ったが、久しぶりの秀岳荘シールに手こずりかなり遅れてしまった。
積雪の状況は、樹林帯のハイクは可能。一段目は、まだ笹などのブッシュが多いが、かろうじて滑降可能。
しかし、2段目付近はどう見ても1メートル以上積雪不足である。 2段目より上は、視界が悪く日没になったので確認できなかったが、上部はさらに雪が不足しているのは間違い無いだろう。山頂までも無理すれば登れるが、そこから滑ることはほとんど無理だと思われる。ルートも夏道以外はブッシュが酷くてお勧めできない。
板の選択は、岩の露出が無いので、ファット板で笹の上を滑った方が良かったかもしれない。旭岳よりは安全だ。

2段目付近でかなり暗くなってきたので、急いで引き返したが、滑降途中で完全に暗くなってしまった。キャップライトを出すまでも無いだろうと思ったが、甘かった。ゴーグルを外し、目をカッと見開いて滑降するが、かろうじてブッシュが見える程度で起伏が全然分からない。
かっちゃん「旦那さん!俺、今どれくらいのスピードで滑っているんだか、暗くて全然わからねぇ・・ウオップ!(雪の壁に激突)」
旦那「大丈夫か!?おぉ!見ろ、白銀荘の灯りが見えるぞ!グワッ!(溝状のギャップに突っ込む)」
ナイトスキーはスリリングで楽しかった。

積雪は、昨年と比較すると一ヶ月半程度遅れているようだ。
以上、人柱からの報告でした。

結果:2段目で日没により撤退
天候:曇り〜小雪
風速:0〜2メートル
気温:-6度
雪量:積雪50センチくらい?まったく不十分
雪質:深さ15センチ程度のパウダー、その下に顕著な弱層あり
コース:旭岳温泉〜盤の沢〜姿見駅
白銀荘15:15-16:122段目(1262m)16:22-16:40白銀荘
メンバー:旦那、かっちゃん 計2名

トラックログ図(赤:登り、青:下り)


白銀荘の様子
雪がありそうだが、実はそうでもない

登山口
熊笹平原状態

登り始め
夏道がはっきり分かる状態

一段目
ブッシュが濃い

一段目も、夏道を辿る
ブッシュが濃いが、無理すれば滑れる

一段目の上樹林帯
樹林帯の中は、比較的しっかり雪が積もっていた。ブッシュも少ない

二段目の下
うぉーっ!雪が無い!
2メートル以上の高さのブッシュだらけ

二段目の下
三本白樺まで行ってみる。夏道以外は歩けない状態

二段目三本白樺到着
急激に暗くなってきたので、引き返すことにする

二段目全景-1-
背丈以上のブッシュに覆われている

二段目全景-2-
積雪が、あと1メートル以上無いと滑降できないだろう

滑降開始
やばい!まっくらになってきた。夏道をボーゲンで降りる

一段目の上
真っ暗で地形が良く分からない。この後、カッちゃんが雪の壁に激突

前方に白銀荘の灯りが見えてきた!
ホッとする

白銀荘に無事到着
BCナイトスキーは危ねぇ・・
前回のツアーに引き続き、僕ら何やっているんでしょね(苦笑)。
こうやってみると面白くなさそうですが、カッちゃんと二人で「危ねー!」「やべー!」とか言いながら結構楽しくやっていました。
僕らは
雪の上にさえ居られれば、幸せなんです。ええ、そうですとも。
三段山のシーズンインはまだです。今後どうなるか、不安・・

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