2004年1月12日(月) 富良野岳スキーツアー(ディープパウダーの谷) 危険!雪崩・急斜面・ブッシュ かなりいい感じで雪が降ったので、12日はディープパウダーを求めて富良野岳へ、ただし、前日仲間が同じエリアに入った時の報告によると、 >ベベルイ沢にも部分的に雪崩れたところもあるし、我々が帰りに通った場所も破断面30センチほどの表層雪崩が起きて危ない時があった。私も自分の滑った場所の表層雪崩で胸まで埋った(ぱっちまんの報告)。 ということだったので、一昨日に自分が雪崩に遭遇したことを踏まえて慎重に行くことにする。 いつもの登高ルートのトレースが消えていて、樹林帯ではきついラッセルが続く。あとから何パーティか入ってきて森林限界あたりで追い越されてしまった。 森林限界から上では、例によってホワイトアウト。一応1580m付近まで高度を上げてみたが、なーんも見えない(^_^;)。ブルーな気持ちで弱層試験をしたら、やっぱり20センチに弱層があって、さらにブルー。丁度そこへぱっちまんから無線が入ったので強がった返答をしたら、少し元気が出た。 雪崩エアバックをチェックしてから、旦那が慎重にベベルイ沢へ人柱ダイブ!最初は、わざと強めのターンをして雪質を確かめながらトラバース気味に滑る。雪崩は大丈夫そうだ・・・フォールラインへ滑降スピードを上げて滑り込んでいくと、オーバーヘッドパウダーの洗礼を受けた。うーん、最高の雪質だ! 見上げると、エントリー地点にいる仲間が見えない。無線で一人ずつ滑り降りるように指示する。真っ白な空間から、目前に人影が出現し、歓声だけを残してすぐに真っ白な空間へ消えていく。真っ白な谷に歓声だけが響き渡り不思議な感じだ。視界は悪かったが、雪質は良かった。 無線のチャンネルを合わせておいたNABから、これから北尾根からベベルイ沢へドロップするという声が入る。「雪崩れたら危ないから、ボトムから逃げて」とのこと。了解。 そのまま北尾根に取り付いて再び登り返し。NABや凄腕ボーダー三人組と挨拶を交わす。皆、雪質の良さに感激していた。 どんどん視界が良くなり、綺麗に晴れてきた。 北尾根は、すでにシュプールだらけだったが、灌木を縫うようにして滑りを楽しむことができた。 最後は、北尾根TGRの急斜面を、スラフを誘発しながら落ちるように滑ってフィニッシュ。 終わってみると、今シーズンで一番充実した楽しいツアーとなった。 注意:北尾根TGRは、まだまだブッシュが濃くて、1/3くらいしか滑ることが出来なかった。 天候:雪のち晴れ 風速:0〜2メートル 気温:-11度 雪量:不十分 雪質:30センチの軽いパウダー コース:バーデン上富良野〜富良野岳ジャイアント尾根〜北尾根 メンバー:旦那、かっちゃん、toshi、スー、キャプテン、まーぼー 計6名 |