2006年2月11日(土) 某山域スキーツアー( The Day) 今日は、かっちゃんが独自に開拓している某山域へ。 最高の斜面が喰えるが、猛烈な登り返しをしないと帰ってこられないという極端なフィールドで、体力の無い奴が行くと登り返しができなくて谷底をさまよって死ぬと言われている。 面白い!死んでこようじゃないか!というわけで行ってみた。 天候:曇り時々晴れのち吹雪 気温:-8〜-10度 風速:0〜5m 雪量:十分 雪質:少し締まり気味30〜40センチ程度のパウダー コンプレッションテストの結果、-40センチに評価4〜5の弱層。場所によっては滑るだけで表層が切れて流れる状況。 メンバー:かっちゃん、あいちゃん、スーさん、キャプテン、旦那 計5名 |
最初の印象は、「怖ぇ・・」。
確かに、見渡す限りおいしいそうな斜面が広がっているが、その斜面は大きくうねり、大きなクレパスが沢山口を開けている。斜面全体が全層雪崩を起こしかけているのだ。
かっちゃんは、比較的安全なラインを指示してくれるが、それでも波打っている斜面を飛びながら滑ることになる。
雪は深くて重いが、斜度があるのでオーバーヘッドパウダーとなる。
時々表層が切れて雪が流れる。怖い・・・けど、面白い。
ドラッグのような斜面だ。リスクは高いが病みつきになる。
滑り終えると、谷底から尾根へ向かって30〜40度の斜度を直登する。場所によっては膝くらいの深さの雪をラッセルする。確かにきついし、登りの最中でも雪崩のリスクが気になる。
次の斜面は、幾分緩やかな疎林。こちらも面白い。いくぶんリラックスして滑ることができたが、評価4〜5の弱層があるので油断はできない。谷地形を避けて雪崩のリスクを下げる・・
周りにはまったく人影は無く、風の音しかしない。僕らは休憩することも忘れて、ひたすら滑って登った。そんなことを5回くらい繰り返しているうちに吹雪が強くなってきた。いつの間にか5時間経っていた。
「では、最後にがっつり登り返して帰りますか!」「でも登り返すと、また滑り降りたくなっちゃうね」
以前には日没近くまでこれを繰り返していたと、かっちゃんが笑う。
かっちゃんの秘密のフィールドは、リスクを十分承知することと、高いスキルがないと行ってはいけないところだと思う。したがって旦那はこの場所を明かすことはできない。
かっちゃん、とっておきの場所を案内してくれてありがとう。
かっちゃん |
あいちゃん |
きつい登り |
かっちゃん |
スーさん |
ムービー 「The Day」 |