天候のせいか、さすがに人が少ない。それでもしっかりとしたトレースがあったので、それを辿ってノーマルルートを行く。
二段目下で下山してきた島田さん達と出会った。二段目より上では視界が悪いという。
雪質もウィンドパックが予想されたので、早々に山頂を放棄して西の尾根へ向かうことにした。
大きく西へコースを変え、トレースを外れた途端に膝近くまでのラッセル。周囲に人影も無くなり、久しぶりに冬山らしい雰囲気を味わう。
西尾根を雪質が悪くなるまで高度を上げてみた。とにかく風が冷たい。少人数のツアーということもあり、状況は厳しいものの不思議とまったりした雰囲気を味わった。
滑ってみると思ったよりも滑りやすい雪質だった。ぱっちまんも細板皮靴でタイトな滑りを楽しんでいる。細板の楽しさを目の当たりにして、自分も無性に細板で滑りたくなった。
あまりの楽しさに、直ぐに登り返し。
富良野岳に入っている仲間と無線を交わすと、富良野岳の樹林帯も好コンディションとのこと。
尾根上をクラストするまで高度を上げてから再び滑降。やっぱり楽しい。我々が滑ったコースを登っていくガイドの山小屋さんツアーを見送りながら、今日はこれで満足して帰ることにする。
樹林帯も、それなりに雪は重めだったものの結構楽しめた。いいツアーだった。
下山後、Ortovox S1,Mammut Pulse Barryvox,PIEPS DSPという最新のデジタルビーコンで埋設した四台のビーコンに対する捜索を試してみた。発見したビーコンのスイッチをOFFにせずに捜索をすることは非常に難しい。デジタルビーコンでも相応の訓練が必要だと感じた。
写真は、旦那のSONY HDR-SR7ハンディカムからの動画切り出し(16:9)とフォトモード(4:3)です。
それと、タカヤのNikon D50 撮影ありがとう。