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2010年5月5日(水)こどもの日
富良野岳スキーツアー(そして誰も居なくなった)

天候:曇りのち晴
気温:8〜10度
風速:無風〜3m/s
雪量:十分
雪質:浅いザラメ。北尾根TGRは深いザラメ
コース:バーデン前(8:55)〜(11:07)ベベルイトップ1,697m(11:36)〜北尾根〜北尾根TGR〜バーデン前(12:20)
メンバー:大西、スーさん 計2名

GWの締めくくりは富良野岳となった。
雪はこの二〜三日で驚くほど消えていた。さらに驚いたのは人の少なさ。
富良野岳には私とスーさんの二人以外は誰も居なかった。


富良野岳は混んでいると予想して、いつもより早い集合時間とし、さらに上富良野で乗り合わせて行ったのだが・・誰も居ない。こんな山も良いじゃないかと気を取り直して出発。
久しぶりの富良野岳は静かで穏やかだった。
我々は例年5月には富良野岳には入らない。稜線のハイ松の露出するのが早く、下部のツリーホールも発達して厄介だからだ。今シーズンは雪解けの少なさに期待しての入山だった。
GWの最初から比べるとかなり溶けていたが、狙い通りまだ豊富に雪が残っていた。しかも雪質は最上のザラメ。
登っていた時には高曇りだったが、1,500mを過ぎる頃から快晴に変わった。風はそよ風程度。コンディションは申し分なかったので、ベベルイのトップまで高度を上げてみた。
稜線を越えると、富良野岳が素晴らしい迫力で迫ってくる。前富良野のおいしそうな斜面も見える。
なによりベベルイ側にはフラットな大斜面が視界一杯に広がっていた。
ノンアルコールビールを一杯飲んでから、滑降開始。
ファーストはスーさん。気持ちよさそうに飛ばしていく。
次は私。下からのシュプールの見え方を考えて、スキーヤーズライトにラインをずらして滑った。
素晴らしい!この高度差と距離をこんなに気持ちよく滑れたのは久しぶりだ。
シュプールを振り返ってスーさんと笑みをかわす。
さぁ、気分が良い間に下山しよう。
トラバースして北尾根を滑ったが、こちらは雪が腐り始めていた。TGRは完全に腐って深いザラメになっていてまともに滑れない。盛大に雪を落としながら川まで降りて終了。
次に富良野岳に来るのは来シーズンになるだろう。最高の締めくくりだった。



富良野岳
2日と比較するとだいぶ雪が溶けた



富良野岳クローズアップ
稜線にハイ松が出てきている


三峰山
こちらはまだ真っ白

渡渉地点の様子
特に支障なく渡れる

樹林帯
少し深いザラメ

樹林帯
あまりツリーホールは発達していなかった。雪面も綺麗


雪崩のリスクは低いと判断して、ABSじゃなくてBDアナーキストを背負う
。軽くて助かる


北尾根の向こうに前十勝が見えてきた

森林限界
ザラメが浅くなる


十勝岳、三段山、上ホロが見える


西尾根の様子


G尾根
ハイ松が出始めたが、支障にはならない


1,600m付近
このあたりの斜度が一番きつい


もうすぐ稜線


ここでクマの足跡発見


稜線から前富良野が見えた。おいしそうな斜面だ

富良野岳本峰が迫力ある姿を見せる


十勝岳をバックに旦那
日差しが強い。大汗


スーさん

飲んでいるのはスタイルフリー


いよいよドロップポイントへ


目を付けていた斜面
ベベルイのトップから滑るのは久しぶり



滑降開始!
スーさん


適度に浅いザラメで滑りやすい
スーさん

あっと言う間に小さくなる


最大ズーム
スーさん


ほぼ滑降終了


旦那もドロップ


ほぼフラットで滑りやすかった


シュプールを振り返る



北尾根
スーさん


このあたりから、場所によっては深いザラメに板を取られる


適当にトラバースしてTGRへ

TGR付近の斜面
急傾斜の腐れ雪。打つ手なし


渡渉地点
水位が低いので問題なし

さらば富良野岳

二人のシュプールの遠景
向かって右がスーさん、左が大西

バーデン前
寂しい・・


上富良野町から観た十勝連峰の様子
よく晴れた

富良野岳
 

写真は、大西SONY HDR-XR500のPhotoと動画からの静止画切り出し、旦那の滑降シーンはスーさんのザクティムービーからの切り出し

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