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ストックは貴重なプラットホーム。便利グッズをどんどんくっつけましょう! |
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ストック。米国ではpolesと呼ぶらしいですね。 この米国読みというやつですが、アイゼンをクランポンというのだけは許せません。アイゼンはアイゼンです。絶対クランポンなんて呼び方はダメです。これだけは譲れません。 さて、そのストックですが、皆さんはどうなさっていますか?所詮消耗品なので、2千円のストックを買ってそのまま?リングだけは深雪用に取り替えている?ふむふむ。 もったいない!ストックにはもっといろいろな機能を持たせることができます。常に手に持っているという特性と棒状の形態が、理想的なデバイスプラットホームの条件になることがあるのです。ストックは伸縮式が良いとか、ゾンデになるのが良いとか、そーゆー議論はおいといて、どんなストックにも有効な工夫を紹介しましょう。 ちなみに、写真1が私のストックです。イカスでしょ? まずテープ巻き。これは比較的ポピュラーな工夫ですね。補修用テープの保管場所としては、ぐるぐる巻きにできるストックは理想的な形状をしています。 位置的にはグリップの下の適切な位置にテープを巻いて、ストックの柄を短く持ったときのグリップ代わりをさせましょう。 私は一時期これに凝って、ガムテープ・両面テープ・ビニールテープ・反射テープまでストックに巻いていました。最近は落ち着いて、布ガムテープの代わりにDuct Tapeと呼ばれるものだけを巻いています。 これは銀色の繊維が織り込まれたテープで、両面テープよりも耐久性が高いという評判です。カヌーの修理に良く使われているそうです。 山用品店にも売っています。よく見かけるのはMANCO製のDUCKという商品です(写真2)。ちょっと、会社の名称に難がありますね。 よく、貼りつけシール(スキン?)が剥がれたときに応急処置として使います。ウエアが破れたときの応急修理にも有効です。 針金もリングの上の柄に、くるくると巻いておきましょう(写真3)。あんまり使う機会がないとお思いでしょうが、私は何度かジルブレッタの修理とか、ストックのリングがすっぽ抜けた時とかにお世話になりました。結構致命的なトラブル時に活躍してくれます。ただし、ペンチも携帯していないと効果半減です ストックのグリップの上は、常に目線が届く貴重なポジションです。ここにはコンパスを付けましょう(写真4)。 時計のバンドに通すタイプのコンパスを買ってきて、適当な時計用樹脂製バンドに通したままねじ止めすると簡単です。 ちょっとおしゃれにエポキシ系接着剤で止めたときには、買ったばかりのコンパスが半日で行方不明になりました。やっぱりねじ止めが安心です。ネジは磁気に影響を与えないステンレス製がよろしいと思います。 猛吹雪で視界不良時の行動中。いちいちコンパスを出してなんかいられません。その点、このグリップポジションなら常にコンパスを水平保ちながら、一定の針路を保持して行動することが容易です。ぜひお試しあれ。 ついでにグリップに時計・高度計・温度計も付ける・・・のはやりすぎですね。でも好きです。誰かやってください。 最近はストックのグリップに付けるコンパスが商品化されているようですね。私はまだ見ていませんが。 それと私はストックに限らず、ほとんどの登山用品にテプラとかで作成した、名前を書いたテープを貼っています。 これは、万が一遭難したときの手がかりになるという意味のほかに、無くしたときに誰かが拾ってくれることも期待しているからです。 冗談ではなく、三段山に限っては誰かが拾ってくれる可能性大です。現に私は以前三段山の山中でPHSを落としましたが(苦笑)、親切な人が拾って届けてくれました。風で飛ばされて行方不明だったデポ旗も、雪解けとともに私の元に届きました(つーたく君、ありがとう)。 特にストックとかゴーグルは、深雪の中で転んだ拍子に無くなりやすいので、名前を書いておくのは有効でしょう。 深雪の中でも探しやすいように、ストラップにテープを付けておくのも良いかもしれません。 以上偉そうに書きましたが、テープと針金は北大の野客の人たち、コンパスは札幌山岳会N原さんからの受け売りです(まね)。 みんなも良いことはどんどん真似しましょう。 |
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