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カミフ山岳エリア雪崩マップ(1934-2014)   更新日2014.9.10

雪崩の発生地点の傾向を示すために、こちらへ雪崩マップを掲載します。
×印は雪崩の発生地点、オレンジのエリアは雪崩の範囲です(推測を含む)。
記号は雪崩発生年月日(例:071123->2007年11月23日に発生)、その後の番号は発生時間順にナンバリングしたものです。


雪崩ハザードマップ2013 Avalanche Hazard Map 2013(2013.8.13)

雪崩データ一覧表2014(PDF134KB)(2014.9.10)

雪崩発生報告件数の推移グラフ2014(2014.9.11)

雪崩トランシーバー機種別 捜索経路の間隔2018(2018.2.12)

雪氷災害調査チーム第2回研修会レポート(2009.5.13)

雪氷災害調査チーム第1回研修会レポート(2008.4.23)

雪崩レポート(2007.12.8)


十勝山系では、安政火口周辺、三段山周辺、富良野岳周辺で数多く雪崩が発生しています。この山域で雪崩により亡くなった方は17名。近年は雪崩の発生数が急増しており、2013シーズンには7件の雪崩が報告され、4名が死傷しています。

安政火口周辺
従来は登攀時の雪崩が多かったのですが、最近はスキーヤーによる雪崩も増えてきています。
雪崩の発生時期は11月に集中しています。安政火口で行う初冬訓練では、くれぐれも雪崩に注意して下さい。化物岩直下には絶対に幕営しないよう注意してください。
2007年11月には立て続けに大規模な雪崩が発生し雪崩071113では山スキーヤーが雪崩に遭遇し、雪崩071123では登山者が4名が亡くなり、1名重傷という大惨事となりました。2013シーズンには、上ホロカメットク山三段ルンゼで雪崩重大事故が発生し、1名が左足首骨折の重傷を負っています。

三段山周辺
雪崩に関しては安全と言われていたノーマルルート上でも雪崩に襲われる危険性があり、2段目で発生した雪崩060306では1名が亡くなっています。2013シーズンには2段目で重大雪崩事故が発生し、1名が亡くなっています。

富良野岳周辺:富良野岳に入るBCスキーヤーやボーダーが急激に増加し、滑降ルートの拡大に伴い表層雪崩の誘発が多発しています。カミフ山岳エリアでは現在最も雪崩の危険性の高いエリアとなっています。
特に危険なのはジャイアント尾根側のベベルイ沢、二十二林班沢川周辺、北尾根TGR(北尾根の三峰山沢側)付近です。
2013シーズンには、北尾根TGRで2件の重大雪崩事故が発生し、2名が亡くなっています。

BCへ入る皆さんには、雪崩の知識を持ち、雪崩対策装備(ビーコン、ショベル、プローブ、スノーソー、雪崩エアバッグ等)、ツエルトなどのビバーク装備、救急装備を携帯することを強くお勧めします。少しでも危険な兆候があれば、危険なエリアには進入しないようにしましょう。また、入山時にはぜひ各登山口にて入山届けを記入してください。

雪崩を目撃した方は、ウェブマスターにメールを下さい。こちらのマップに掲載いたします。

上富良野冬期山岳事故防止委員会


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